八右衛門コレクション
小幡信真判物写 Ⅱ
更新日:2014/12/06
年代
戦国時代 天正八年年六月十二日(1580年)
詳細
群馬県史・資料偏7』3022号・黒澤家古文書 文書番号687
【読み下し】小鹿野近辺大窪分十五貫文、小佐須四貫文望み候、いかようにも一類合致し、日尾の城乗っ取り候か、然らずんば計策にても手に入れ候、その外にも出すべく候、かの郡内悉く本意に属し候はば、そのため一筆出し候、謹言
天正八年年六月十二日 信真
黒澤新八郎殿。
天正八年年六月、黒澤大学助と黒澤新八郎が「一類」催して「日尾の城」(小鹿野町)を乗っ取るよう、小幡信真から命じられる。その恩賞として、小鹿野近辺大窪分十五貫文、小佐須四貫文、の所領を要望し約諾された。
天正八年は越甲同盟の締結直後で、武田勝頼が北条領の北武蔵・東上野に侵攻を開始した。
小幡・黒澤氏による日尾城乗っ取りは、その一連の軍事行動である。
2014-12-06