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八右衛門庭園の石 2
更新日:2013/05/18
八右衛門庭園の枕状溶岩『かえる石』
庭園の中でも一、二番の銘石、庭園中央から池向かって飛び込みそうな姿をして、芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」の句を思いうかべる庭石です。大きさの違う枕状がいくつか確認でき、枕状の外側に赤色の細い環があるのがこの石の特徴です。宝永四年(1707年)八右衛門堰と庭園が村の人達の協力により造られた時よりここにありります。
みかぶ帯の枕状溶岩とは噴火とともに流れ出た溶岩が、海水などで冷却され、表面が固まったものの、次々に噴出す溶岩が、まるでチューブから押し出される練り物のように流れ出て、長い枕状の溶岩を形成しました。枕の芯になるほど粒子が粗くなっています。
(かんな町文化財探訪11より) 2013-05-18
2013-04-15