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八右衛門コレクション

小幡信真判物写

更新日:2014/12/05

信真判物写

年代

戦国時代 天正八年年六月十一日(1580年)

詳細

『群馬県史・資料偏7』3018号・黒澤家古文書 文書番号683
【読み下し】小鹿野近辺増田分相望み候、いかようにも一類合致し、日尾の城乗っ取り候か、然らずんば計策にても手に入れ候、その外にも出すべく候、いよいよもって相稼ぎ、かの郡内悉く本意に属し候、必ず感ずべく候、謹言
天正八年年六月十一日 信真
黒澤大学助殿。
天正八年年六月、黒澤大学助と黒澤新八郎が「一類」催して「日尾の城」(小鹿野町)を乗っ取るよう、小幡信真から命じられる。その恩賞として、小鹿野近辺の「増田分」の所領を要望し約諾された。
天正八年は越甲同盟の締結直後で、武田勝頼が北条領の北武蔵・東上野に侵攻を開始した。

小幡・黒澤氏による日尾城乗っ取りは、その一連の軍事行動である。

2014-12-06